オリジナルインプラント 歯医者

東芝が最初にとりくんだのが、C型肝炎テーラーメイド治療用のDNAチップだった。 C型肝炎の治療法としては現在、インターフェロンが最も有効とされている。
しかし、効果は患者によってかなり違いがあり、副作用も出る。 「治療前に判別できるなら、まさにテーラーメイド医療として重要」というわけで、東芝病院では、C型肝炎患者のインターフェロン感受性にかかわる十数種類の遺伝子にあるSNIPSをみつけた。
東芝が開発したDNAチップで、これらのSNIPSタイプが識別できる。 より臨床に近づいているのが、結核の治療薬イソニアジドの代謝にかかわる遺伝子の違いがわかるチップだ。
大阪大学大学院薬学研究科の東純一教授と共同で研究を進めている。 イソニアジドの代謝に関係するNAT2遺伝子を解析すると、代謝が早いタイプは血中濃度が早く下がるので薬が効きにくい。

それで、投与量を増やす。 逆に、代謝が遅いと肝障害の副作用が出やすくなるので、量を減らすというわけである。
また、米国メリーランド大学ヒトウイルス研究所と共同で、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)治療薬の効果や副作用にかかわる遺伝子を調べている。 代謝酵素P450(チトクロームCという代謝酵素のグループの総称)のなかの4つの遺伝子についても、DNAチップで評価できるようになった。
患者1人ひとりの遺伝情報にもとづいて、薬の投与量や投与間隔をきめることができるようになると期待される。 がん細胞をねらい撃ちする分子標的治療薬がん細胞だけでなく正常細胞にも作用するために、効き目と副作用が表裏一体になってきたのが従来の抗がん剤。
これに対し、がん細胞に特有の遺伝子やタンパク質などの分子を標的にして、そのはたらきを制御する分子標的治療薬があいついで開発され、臨床で使われるようになった。 分子標的治療薬は、細胞増殖や細胞死、転移などにかかわる、がん細胞に特徴的な分子をねらうため、副作用は従来の抗がん剤に比べて格段に低くなる。
しかも、あらかじめ遺伝子解析や抗体染色をして効き目が期待される患者だけに使うので、効果が高く、副作用が少ないというオー今後は心不全、高脂血症、うつ病などの薬剤の副作用にかかわる遺伝子の研究、さらに、がんやリウマチをターゲットにした研究も進めるという。 ただ、実用化までにはのりこえなければならない課題もある。

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